介護福祉士の給料事情

介護士
先日、政府から介護報酬引き下げの公式見解が示されました。
そのため介護福祉士の給料事情に関して、多くのお問い合わせを頂いています。
しかし今は国外で極東アジア介護学会から帰国したばかりで、研究や授業で日程が開けられないため返事が出来ておりません。

この場を借りて一次情報を供給させていただく所存です。
まず今回の介護報酬引き下げは、妥当なものだと言わざるを得ません。
病院の医療報酬減額も同時に行われるからです。
高齢化社会による医療と介護の財政負担が予想以上に深刻化している表れでしょう。
今後の給料水準は介護士だけではなく看護師も大幅な減給を避けられない情勢です。
その余波は既に看護師の転職市場に表れています。
調査機関の予測によれば2015年度の看護師転職率は前年を2ケタも上回る伸び率になるそうです。
引用元=看護師転職サイトランキング

看護師の転職に続き、2016年ごろからは介護士の転職も盛んになると予想されています。
その波に飲み込まれないよう早め早めの転職活動をオススメします。

その他、介護報酬引き下げによる介護福祉士の平均給料への影響については「介護福祉士の未来と現実」に寄稿しました。
この本から適切な引用の元で、正しい見解を介護福祉士の方たちへ伝えていただければ幸いです。

介護の仕事に転職した女性が、働く中で介護の問題を感じた話

何故あなたは公務員から介護職に転職したのですか?

公務員として15年働いた後、介護の仕事に転職しました。
理由は公務員を辞めたのは私的な事ですが、介護には関心が深かったので、次の仕事は介護に関する仕事と決めていたからです。
高校生のころから「障碍者・児」の介護のボランティアをしていて、人は誰でもが「障害」を持つようになっていくと強く感じていました。
人は年を重ねるごとに、身体が弱り、障害が出てきます。
新たな仕事として高齢者介護しかないと思い、介護の世界に飛び込みました。
最初はヘルパーの資格をとり、福祉住環境コーディネーター、介護福祉士、介護支援専門員と資格を取得していきました。

転職後、働いた事業所ではどんな仕事をしましたか?

最初に勤めた介護事業所は、介護事業を始める為の準備をしているところで、立ち上げからかかわり、サービス提供責任者として働きました。
介護事業所の立ち上げは、何度も県の福祉課に出向き指導を受けながらと大変でしたが、とても勉強になりました。

事業所でヘルパーのモチベーションが下がったようですが、それは何故ですか?

この事業所は、元々はタクシー会社で、タクシーの運転手さん達がヘルパーの資格を取得し、通院等の乗降介助を中心に事業展開しました。
介護保険法が改正前だったので、通院等乗降介助に身体介護1が適用できていた時代です。
ご利用者様はタクシー代が無料になりますし、運転手のヘルパーさんも確実に仕事が入るのでとても充実していました。
介護サービスの特化は許されないので、その他、家事援助など色々なサービスも提供しました。
しかし、その後、介護保険法が改正され、通院等乗降介助100単位となり、身体介護が使えなくなったのです。
ご利用者様からはタクシー料金を徴収しなければならなくなり、結果ヘルパーのモチベーションも、ものすごく下がってしまいました。

あなたは、下がったモチベーションを上げるために何をしましたか?

サービス提供責任者として、ヘルパーのモチベーションをどうやって上げるか、ご利用者様にどう満足してもらうか、とても悩みながら仕事をし、駆け回りました。
結果、体調を崩して休職する事になり、体調が戻らなかった為退職し、別のデイサービスの介護職員に転職する事となってしまいました。
介護保険法が、現場で働く介護スタッフのモチベーションを下げてしまっている現実があります。
もっと、介護職が働きやすい、やりがいのある業界になればいいなと、今も介護にかかわりながら思っています。