田舎暮らしの掟とコツ


田舎のお正月は忙しい


田舎では年末年始は一大イベントです。
お盆よりも帰省客が多く、小さな集落の人口は何倍にもなります。
年寄りばかりの集落にも子供があふれ、つかの間の活気がみなぎります。

大晦日になると神社には灯篭が灯され、境内では暖をとるための焚き火が盛大に焚かれます。
年が開けるとそれぞれの家から初詣客が集まり、新年のあいさつをする人、久しぶりの再会に喜ぶ人などいろんな光景が見られます。
この恒例行事はすべて地元の人たちの力で運営されます。
田舎の小さな神社は無人なので、氏子総代という役員を交代で務めるからです。
氏子総代は事前の準備や、大晦日から元日にかけての接待に出なければなりません。
誰かがやらなければならない役員なので仕方ありませんが、できれば家でゆっくり過ごしたいものだと思います。
ちなみにお年寄りも役員からはずせません。そんなことをしたら誰もいなくなってしまいます。
それでも小さな集落になるほど役員が回る周期が早く、2〜3年に一度ということもあるようです。
たまに帰ってくるだけの帰省客が羨ましい・・・。

友人の地区では大晦日から翌朝にかけて夜神楽が舞われます。
その友人は夜神楽の保存会に入っているのですが、踊るのが年毎にきつくなるとボヤいていました。
なんといっても保存会の人数が少ないので休むことができないというのが理由です。
正月旅行は無理でもたまには家でゆっくりしたいもんだと言ってましたが、ほんとうに切実な願いだとおもいます。
そういうこともあって後継者がなかなか育たず、ますます高齢化していく悪循環に陥っているようです。

お正月の一大イベントに消防出初式があります。
消防団によっても違いますがたいてい4日ぐらいからあり、所属している団の出初式に出なければなりません。
出初式では行進や整列の整然さを競う競技や、ポンプを使う実技競技などがあります。
競技となると張り切る人はどこにでもいて、伝統を重んずる部は、年末は30日まで、年始は2日から練習するところもあるほどです。
このように田舎の正月は何かと忙しく、役員をかけもちでやってたりすると年末年始にも休みがありません。
田舎のお正月はのんびりしたイメージが強いかも知れませんが意外にそうではないのです。



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